10/2(日)シャンティイ4R・凱旋門賞(G1・芝2400)展望
2016年9月27日
世界最高峰の芝G1・凱旋門賞。
例年ロンシャンで行われているこのレースが今年初めてシャンティイで行われるというのは一つの”事件”だが、日本の競馬ファンにとって今年はそれ以上の大きな変革が訪れる。それはJRAのインターネット投票にてその馬券を初めて発売する、ということである。
もちろん競馬ファンとしては「マカヒキによる”日本調教馬初の戴冠”」という大事件が当日発生するのを願って止まないが、それよりまず予想家として・馬券師としては、しっかり自分のフィールドでこのレースを予想することが第一であるのは言うまでもない。
2013年の凱旋門賞ではブログで事前予想を披露して、「◎トレヴ○オルフェーヴル」という印を打って日本の競馬ファンの不興を買い、しかし馬券は買えないので一銭も得をしないという苦汁を舐めた私としては、今回は正々堂々と予想をして馬券を買って儲けられるという待ちに待った機会である。楽しみで仕方がない。
前哨戦分析
シャンティイ12F戦
※「7F‐2F‐1F‐1F‐1F」で表記、ラップも全体時計も1/100秒の位で四捨五入しているので合計とは合致しない場合あり
9/11フォワ賞(G2):90.8-27.0-11.5-10.9-12.2=2’32”3(シルバーウェーヴ2番手抜け出し/4頭立て)
9/11ニエル賞(3歳G2):94.2-27.7-12.8-10.8-11.3=2’35”8(マカヒキ3番手差し/5頭立て)
9/11ヴェルメイユ賞(G1牝):91.2-28.0-11.7-11.2-11.1=2’33”2(レフトハンド4番手差し/6頭立て)
同舞台での前哨戦3鞍は、ロンシャン施行時と同様に“本番”3週前の日曜に同日開催。全て少頭数で、見事なまでに「道中後ろから3頭目の馬が勝ち、逃げた馬が2着に残る」という決着となった。
マカヒキが勝ったニエル賞は、7F通過が他2鞍より3秒以上遅いうえに、ラスト3Fのラップが「12.8」と再度緩んでおり、そのぶん上がり2F22.1でという究極の瞬発力を競う展開になった。残り2F地点では前の2頭をまだ見ながら鞭も使っていない、トップスピードには乗っていない状況だったのだから、そこから一瞬で差し切ったのはまさに恐ろしいほどのキレ。これで本番が急流ならば更に盤石で差しやすくなると見るか、逆に消耗戦での底力は全く示していないので未知数と見るか…なかなか難解だが、こうなると中弛みでキレを活かしたダービーだけでなく、ある程度底力問われる流れの皐月賞でも好走した意味は大きくなりそうだ。とはいえ「欧州の芝で12Fの消耗戦」まで考えるともちろん不安もあるので、ここはちょっと違うアプローチで考えてみたい。
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