2021 12/26(日) 有馬記念(G1)

2021年12月27日

2021年の掉尾を飾るグランプリ・有馬記念の予想が会心の的中でした。
買い目や馬券よりも、各馬精査のコメントがかなり満足の行くものだったので、参考までに16頭全馬分掲載してみたいと思います。
なお、G1をはじめとするその週のメイン1鞍に関しては、会員様に向けて「(1)展望・分析」「(2)各馬精査」「(3)印・買い目」の3通(週メインの1鞍以外の重賞は全て(1)(3)の2通)に分けてメール配信をさせて頂いておりますので、以下に掲載するのはこのうち(2)の部分になります。
ご覧の通り単なる印や寸評に留まらず、各馬の資質についてかなり深い考察をお届けしております。もちろん最大の目的は馬券の的中ではありますが、会員様・ご購読者様にはそれだけではない価値にご納得して頂いたうえでご購入頂いております。
これを踏まえたうえで、よろしければ有料会員ご登録のご検討をお願い致します。

【2021有馬記念(G1)各馬精査】

△(1)ペルシアンナイト
 好走は明確に8~10Fばかりで長距離適性は極めて疑問だが、昨年有馬はNo2上がりで0.6差7着。今年の天皇賞秋も0.8差7着だが上がりはNo2で、最内枠から完璧に捌ければ僅かな可能性がなくはない。券種次第では薄めヒモには。

…(2)パンサラッサ
 これもペルシアンナイト同様、近走は10Fでばかり好走しているが、こちらは逃げ馬というのが大きな違い。中距離まででしっかり脚を使い切っての粘り込みばかりで、距離延長への含みはない上に今回はハナは取れたにしても番手から菊花賞馬がしっかり射程圏内に入れて来るという展開も厳しそう。消して絞る。

…(3)モズベッロ
 この舞台のG2日経賞2着は好材料だが、しかしこれとてミッキースワローに完敗ではレベル微妙、実際この後は雨馬場でしか馬券に絡めていない。馬券絡みの2回が共に急坂G1(20宝塚記念・21大阪杯)というのは好材料だし、年末の荒れ馬場も雨馬場巧者には好条件だが、それでも良馬場での持続力が明確に劣るので消して絞る。

…(4)メロディーレーン
 菊花賞の0.4差5着は一考の余地ありだが、最後方から牝馬の軽量活かしての着拾いでは過大評価はできず。その後重賞に5回挑戦するも最高着順は20阪神大賞典でユーキャンスマイルの0.4差5着まで、更に前走の準OP勝ち上がりも菊花賞より2.6秒遅い時計ではむしろ減点材料。消して絞る。

○(5)ディープボンド
 菊花賞は早仕掛けで目標になっての強い4着、この底力をしっかり活かして阪神大賞典圧勝に続き、阪神施行の天皇賞春も強い2着。常に早仕掛けが課題になるだけに、小回り中山で脚を小出しにしつつ折り合うのは恐らく好条件で、内回りの阪神大賞典での脚の使い方を再現できれば一発があっていい。思い切って主力視。

△(6)ウインキートス
 目黒記念は超スローを瞬発力で快勝、オールカマーもスローで好枠活かした突っ込みだが、中山でもしっかり上位の末が使えたのは収穫。通常ならば日経賞大敗が消しの根拠となるところだが、大きな不利からこれを度外視すれば実は僅かに可能性は残ってもいいか。薄めヒモには。

○(7)クロノジェネシス
 前人未到のグランプリ4連覇へ向けて死角は小さいが、凱旋門賞のダメージというよりも2500mという距離への不安がまだ僅かながら残るか。有馬記念では16~18年で3連続連対のルメール騎手も、ここ2年はアーモンドアイ9着・フィエールマン3着と早仕掛けで取りこぼしており、主力視はするが絶対視はしない。

…(8)ユーキャンスマイル
 ステイヤーど真ん中だった馬が19年には天皇賞秋4着・ジャパンC5着と中長距離に対応して見せたが、結局ここ2年の馬券絡みは阪神大賞典での1・2着と元通りの印象。その阪神大賞典も今年はディープボンドに千切られており、距離短縮でこの差を詰めるのは困難と見る。消して絞る。

△(9)ステラヴェローチェ
 ダービーでは後方から最速上がりタイで3着、この持続力を活かした神戸新聞杯は快勝も、菊花賞では4着止まり。ただその菊花賞も後方から上がりは最速で、古馬G1の流れならば巻き返しは必至、ここではタイトルホルダーには先着すると見る。阪神での菊花賞の序列は信用せず、それまでの格を評価してしっかり買う。

○(10)エフフォーリア
 皐月賞での圧勝・天皇賞秋での3強対決を制した強さからは10Fがベストに見えるが、ダービーでの好位から溜めての最速上がりタイ2着からはここも当然の争覇圏内。シャフリヤールがJC3着で世代的にはややトーンダウンだがこの馬の方が奥は深く、人気でもしっかり主力視する。

▽(11)アリストテレス
 「コントレイルに最も肉薄した馬」として過剰人気が続いているが、その後の好走はG2のみとやや期待外れ。そもそも菊花賞2着も上手く溜めてのコントレイル徹底マークがハマった形で、早仕掛け4着のディープボンドの方がこの距離では計算できると見る。薄めヒモまでとする。

…(12)シャドウディーヴァ
 8~9Fがベスト、20エリザベス女王杯0.7差8着は力通りの結果で、前走の21ジャパンC0.9差7着はスロー先行の超恵まれでもこの距離では厳しいことを露呈した内容。更に延長では手が出ない。

…(13)アカイイト
 エリザベス女王杯での大捲り完勝は距離延長での僅かな可能性を示唆するが、これは正直低レベルで前が止まりすぎたゆえのハマった内容。実際伸びて良いとしてもグランプリで通用のレベルには到底足りず、消して絞る。

…(14)アサマノイタズラ
 皐月賞は先行して大失速のシンガリ負けだったが、セントライト記念は一貫急流を後方から捲って差し切り。後半型にシフトして一変しただけに距離延長に含みはありそうだが、菊花賞最速上がりタイで9着まで。これより前から先に動いた4着ステラヴェローチェと上がりは同等ならば差は歴然で、短縮で逆転は難しいと見る。

△(15)キセキ
 菊花賞制覇から4年を経て、今ではすっかり10~11F巧者に。12F京都大賞典ではかなり強い負け方だが、それでも結局目標になって捕まっており、ここから更に延長ではやはり浮上の目は薄い。菊花賞のような中団~後方待機で前の動きをスムーズに追走できるパターン1点に賭けるならばオッズ的にギリギリ狙いは立つか。

▽(16)タイトルホルダー
 菊花賞は15Fをフルに使ってのペースの上げ下げが完璧にハマった、父親譲りの横山武史一世一代の好騎乗。ここから2.5F短縮だとここまでの支配は難しく、ダービー6着は強い内容だが後続のギアチェンジに完全に屈したことからは不安の方が大きい。薄めヒモまで。