10/29・30の配信結果、天皇賞秋・スワンS・アルテミスS回顧
2016年11月3日
先週末の配信の結果
10/29(土)東京11R・アルテミスS(2歳G3牝):注16→△12→消6(4着○10、15着◎4)
10/29(土)京都11R・スワンS(G2):消11→×2→消13(6着○14、11着◎3)
10/30(日)東京11R・天皇賞秋(G1):×8→×12→○14(9着◎15)
先週は3重賞を配信、しかし◎○が1頭も連対できずという結果。天皇賞秋は2番人気の△(1)エイシンヒカリをバッサリ消して6番人気○(14)ステファノスを主力視するなど、予想の「入り」としては悪くなかったのですが…などと言いつつ、海外G1制覇の1・2着馬もやや軽視していてちょっと取りようがない印になってしまいました。申し訳ございません。
あまりに想定とズレた理由を探るためにも、しっかり回顧していきたいと思います。
10/30(日)東京11R・天皇賞秋(G1・芝2000)回顧
11:34.3-46.0-35.8=1’56″1(12トーセンジョーダン11-10-11/34.2)
12:34.8-45.9-36.6=1’57″3(12エイシンフラッシュ11-12-12/33.1)
13:35.0-47.2-35.3=1’57″5(7ジャスタウェイ11-10-9/34.6)
14:36.4-48.7-34.6=1’59″7(4スピルバーグ13-14-12/33.7)
15:36.4-48.0-34.0=1’58″4(8ラブリーデイ4-4-4/33.7)
16:36.9-48.2-34.2=1’59”3
1着×(8)モーリス5-5-4(33.8)58
2着×(12)リアルスティール8-10-10(33.5/0.2)58
3着○(14)ステファノス13-14-14(33.5/0.4)58
4着▲(3)アンビシャス14-12-10(34.0/0.6)58
5着…(5)ロゴタイプ3-3-4(34.5/0.6)58
9着◎(15)ラブリーデイ2-2-2(35.1/1.0)58
年々テンが緩くなっていき、今年はとうとう目を疑う「36.9」。まあ以前には2005年(ヘヴンリーロマンス)に「37.0」もあったので一義的に時代の趨勢とは言い切れないが、しかしここ5年は一度も前年よりテンが速くなっていないのだから、「天皇賞秋スロー化症候群」とでも言うべき状況ではある。簡単に言えば「前年スローで行ってキレ負けしたエイシンヒカリが、もっと緩めてもっとキレ負けした」というレースだが…とはいえ、ではもっと飛ばせば残れたかと言うとそれも微妙だろう。
少なくとも「勝ったレースはほとんど上がり33秒台、上がり36秒台の前走は重賞初勝利の馬に完敗」だったモーリスの良さを封じるには、もう少し上がり掛かる展開にした方が良かった、とは言えそうだ。しかしとは言え、繰り返すがそれならそれで上がり掛かる宝塚記念で上がり上位で中位以上だった組(ラブリーデイ以下、ステファノス・サトノクラウン)など他にもっと浮上できそうな馬もいて、正直この舞台でエイシンヒカリにとっての「正解」はなかったのかもしれない。
スローで有利な前を取って、一瞬でトップスピードに入れられるキレを活かせたマイラー(モーリス・ロゴタイプ)が好走して、逆にゆったり脚を溜めて、スローゆえに加速が間に合ってラスト届かせた中長距離の瞬発力タイプ(リアルスティール・ステファノス・アンビシャス)も拮抗。個々の馬の資質と結果の相関は(これ以降は、有料会員様のみへの公開となります:会員専用ページ→配信済み予想内に回顧として表示)※有料会員募集はこちらをご覧ください
10/29(土)京都11R・スワンS(G2・芝外1400)回顧
12:35.2-11.5-33.8=1’20″5(15グランプリボス10-10/33.2)
13:35.3-11.5-34.0=1’20″8稍(10コパノリチャード1-1/34.0)
14:35.1-11.3-33.9=1’20″3(11ミッキーアイル1-1/33.9)
15:34.6-11.5-34.1=1’20″2(11アルビアーノ8-9/33.5)
16:34.4-11.8-34.5=1’20”7
1着…(11)サトノアラジン13-13(33.6)57
2着×(2)サトノルパン9-8(34.1/0.2)56
3着…(13)エイシンスパルタン1-1(34.7/0.2)56
4着…(9)ダンスディレクター8-8(34.2/0.3)56
5着×(6)ムーンクレスト9-11(34.2/0.4)56
6着○(14)アルビアーノ5-3(34.5/0.5)55
9着△(8)フィエロ13-13(34.2/0.6)56
11着◎(3)ミッキーラブソング12-8(34.5/0.8)56
13着▲(12)サンライズメジャー16-17(34.4/1.0)56
ここ5年でテンは最も速く上がりは最も掛かっているので、「前傾急流のスピード勝負」に見えるラップ。しかし完勝の勝ち馬サトノアラジンは東京9FでのOP勝ちを後方追い込みで決めているようなタイプで、スピード勝負では少し分が悪そうなのだが…これはやはり、中盤1F=4F目がここ5年で最も遅かったことで、スピード不足の(適性がやや長い距離にある)組が追い上げやすいラップだったと解釈したい。更に言えば、いやむしろこちらが重要だったと思われるのが(これ以降は、有料会員様のみへの公開となります:会員専用ページ→配信済み予想内に回顧として表示)※有料会員募集はこちらをご覧ください
10/29(土)東京11R・アルテミスS(2歳G3牝・芝1600)回顧
12:34.5-24.4-34.9=1’33″8(1コレクターアイテム10-11/33.9)
13:35.2-25.3-34.7=1’35″2(5マーブルカテドラル9-8/33.9)
14:35.8-24.0-34.6=1’34″4稍(16ココロノアイ3-3/34.3)
15:34.9-25.0-34.2=1’34″1(14デンコウアンジュ12-11/33.3)
16:36.3-24.7-34.5=1’35”5
1着注(16)リスグラシュー6-7(33.5)54
2着△(12)フローレスマジック10-10(33.3/0.1)54
3着…(6)シグルーン2-2(34.7/0.7)54
4着○(10)アピールバイオ2-2(34.9/0.9)54
5着×(15)サトノアリシア10-10(34.2/1.0)54
6着▲(17)ハートオブスワロー14-13(34.1/1.0)54
15着◎(4)パフォーム4-4(35.5/1.7)54
今年は近年で抜けてテンが緩く、しかし中盤もペース上がらず…という微妙なレベルのレース。朝まで稍重が残っていただけに、実質はこれよりやや速いものの、それでも緩流の割に上がりもそこまで速くない凡戦ということになる。
やはり1・2着馬が能力的に抜けていると見るべきだが、この”凡戦”のなかではあくまでもまだ伸びしろがある前提での評価。そして(これ以降は、有料会員様のみへの公開となります:会員専用ページ→配信済み予想内に回顧として表示)※有料会員募集はこちらをご覧ください