10/1・2の配信結果・スプリンターズS回顧
2016年10月5日
先週末の配信の結果
10/1(土)阪神11R・シリウスS(G3):○1→△8→◎9(5着▲7)
【参考オッズ】3連複11.2倍 ※買い目提供なし
10/1(土)中山9R・カンナS(2歳OP):◎8→消5→▲12(4着○7)
10/2(日)中山11R・スプリンターズS(G1):×13→◎15→消4(6着▲、12着○)
※10/2(日)シャンティイ4R・凱旋門賞の結果は別記事にて
先週末のJRA配信はOP3鞍、本命◎が4・1・2番人気で3・1・2着と全て人気を下回ることなく馬券絡みと悪くはありませんでしたが、うち2鞍で消した馬に圏内に来られてやや消化不良な週末でした。
特にカンナSは本命◎タイムトリップは1番人気でしたが、○コロラトゥーレ▲ナリノメジャーは5・7番人気と中穴をしっかり狙っていただけに、この2頭が2着と0.1差の4・3着と競り負けたのはあまりに厳しい結果。シリウスSは印上位決着で、◎アポロケンタッキー○マスクゾロ2頭軸の3連複ならば3点で当たり(△2頭と絞っていた)という印でしたが、これも結局2着△ピオネロが人気で安目止まり、何よりも同タイムの◎○の間を割られたことにより馬連勝負だと大本線が外れたという結果でした。
そしてスプリンターズSはダントツ人気○ビッグアーサーよりも単勝8倍付いていた◎ミッキーアイルを本命にしてアタマ差2着と頑張ってくれたものの、勝った×レッドファルクスは人気ならばとやや狙い下げた方の1頭。買い目では馬連で◎=○▲△△△へとタテ目○=▲の計6点まで絞っていたので、取り逃す結果となってしまいました。終わってみればの話ですが、ビッグアーサーが一本被りだったのでこの2=3番人気の馬連でも44.9倍もついており、実はもっと手広く行く手はあったかもしれません。
10/2(日)中山11R・スプリンターズS(G1・芝1200)回顧
11:33.0-34.4=1’07″4
1着(10)カレンチャン6-6(33.6-33.8=1’07″4)55
2着(3)パドトロワ2-1(33.1-34.6=1’07″7)57
3着(14)エーシンヴァーゴウ4-3(33.4-34.3=1’07″7)55
12:32.7-34.0=1’06″7
1着(16)ロードカナロア8-9(33.3-33.4=1’06″7)57
2着(14)カレンチャン5-5(33.1-33.7=1’06″8)55
3着(3)ドリームバレンチノ8-9(33.4-33.5=1’06″8)57
13:32.9-34.3=1’07″2
1着(10)ロードカナロア7-5(33.4-33.8=1’07″2)57
2着(7)ハクサンムーン1-1(32.9-34.4=1’07″3)57
3着(5)マヤノリュウジン5-5(33.3-34.0=1’07″3)57
15:34.1-34.0=1’08″1
1着(2)ストレイトガール8-9(35.0-33.1=1’08″1)55
2着(4)サクラゴスペル5-6(34.8-33.4=1’08″2)57
3着(6)ウキヨノカゼ13-12(34.5-32.8-1’08″3)57
16:33.4-34.2=1’07″6
1着×(13)レッドファルクス9-7(34.1-33.5=1’07″6)57
2着◎(15)ミッキーアイル1-1(33.4-34.2=1’07″6)57
3着…(4)ソルヴェイグ2-4(33.6-34.0=1’07″6)53
4着×(5)シュウジ2-2(33.6-34.1=1’07″7)55
5着×(7)スノードラゴン10-10(34.3-33.4=1’07″7)57
6着▲(16)ネロ2-2(33.6-34.1=1’07″7)57
9着△(12)レッツゴードンキ15-13(34.9-32.9=1’07″8)55
10着△(6)ベルカント7-8(34.0-33.9=1’07″9)55
12着○(1)ビッグアーサー5-5(33.8-34.2=1’08″0)57
※14年は新潟開催につき割愛
テン「33.4」は昨年よりは0.7も速いが、それでも過去5回のなかではその昨年に次いで2番目に遅い、というラップ。これをスローと言うかどうかはちょうど微妙なラインだが、「早めに抜け出したパドトロワをカレンチャンが好位から差し切った」11年よりも更にテンが緩く上がりが速いとすれば、やはり「やや緩流」の範疇にはなるだろう(※レース後にtwitterにて「平均的なペース」と呟きましたが、謹んで訂正させて頂きます)。
緩急問わず対応できるはずの圧倒的人気の○(1)ビッグアーサーは、◎(15)ミッキーアイルの逃げ宣言を受けて競る気は全くなかったようで、ミッキーアイルの後ろの(4)ソルヴェイグの更に後ろへ。3角前にソルヴェイグの内に入れて併走して、直線入口で被されないうちに抜け出せば問題なく勝ち負けだっただろうが、そもそもは好位差しの方に安定感があるタイプでもあり、最終週で内ラチ沿いに張り付くのには抵抗があったのか。また中山のコース形状からも、向こう正面から3角へ向かっては、急にラチ沿いに切れ込むよりも徐々に内に向かう形でコーナーへ飛び込んだ方がロスがないのも事実なので、この福永騎手の位置取り自体は特に責められないのでは。その後直線で前を行くサトノルパンの外に出そうとしたところでちょうどレッドファルクスが外を伸びて来て蓋をされる形になってしまったが、これは当然Mデムーロ騎手が意識してのプレイだろう。福永騎手ももちろん諦めずに急角度で内に切れ込んで、サトノルパンの内のネロの更に内を割って伸びる脚いろだったのだが、そこで躓くような挙動を見せて、立て直した時には目の前にネロの内田騎手が激しく振るう右鞭が飛んでくる、というような体勢になって、すっかり闘志が削がれたように見えた。デムーロ騎手の挙動も内田騎手のアクションもどこまでビッグアーサーを意識してのものかは分からないが、この程度は巻き返して末を伸ばす力はある馬だけに、ちょうどあのタイミングで躓くという不運が重なったのが決定打になったのではないか。こういう事態を跳ね返す力を溜めておくためにも序盤は負荷を最小限に抑えたのだろうし、力でねじ伏せずに技で勝ち切る選択をした福永騎手には正直「何とかする責任があった」とは思うが…一義的に騎手を責められない「惨敗」ではあった。
ラップに話を戻すと、「やや緩流」なので好位組が1・2・3・6着を占めたのも納得。よって差した組の方が”格上”ということで、勝った(13)レッドファルクスは抜けた評価になるが…ただこの評価はある理由でちょっと保留してみたい(これ以降は、有料会員様のみへの公開となります:会員専用ページ→配信済み予想内に回顧として表示)