ジャパンC予想のために
2016年11月24日
11/27(日)東京11R・ジャパンC(G1・芝2400)展望
12:35.8-36.5-36.1-34.7=2’23″1
1着(15)ジェンティルドンナ2-2-3-6(32.8)53
2着(17)オルフェーヴル12-13-10-3(32.9/0.0)57
3着(13)ルーラーシップ13-11-13-15(32.7/0.4)57
13:37.0-38.2-36.8-34.1=2’26″1
1着(7)ジェンティルドンナ3-3-3-4(33.9)55
2着(9)デニムアンドルビー12-14-13-13(33.2/0.0)53
3着(5)トーセンジョーダン2-2-2-2(34.1/0.0)57
14:36.0-35.8-36.1-35.2=2’23″1
1着(4)エピファネイア3-2-3-4(35.0)57
2着(1)ジャスタウェイ10-8-8-8(35.1/0.7)57
3着(15)スピルバーグ15-16-15-13(34.8/0.8)57
15:35.2-36.4-37.8-35.3=2’24″7
1着(15)ショウナンパンドラ9-9-8-11(33.9)55
2着(6)ラストインパクト11-12-8-11(33.9/0.0)57
3着(1)ラブリーデイ6-6-6-5(34.3/0.1)57
超激流で好時計決着になった12年と14年、勝ち時計は全く同じだがその性質は実はかなり異なっている。絶好馬場で離れた好位から上がり32秒台で叩き合ったジェンティルドンナ&オルフェーヴルの持続力は見事だったが、雨が残ってやや掛かる馬場で前を射程圏に入れる位置から上がり35秒で押し切って圧勝のエピファネイアの底力は更に衝撃的だった。これができる馬にこそ、凱旋門賞に行って欲しかったものだが(同馬は有馬記念5着の後、なぜかダートのドバイワールドカップに出走して9着大敗、そのまま引退)…それはともかく、ここまで緩みない底力勝負は近年かなり珍しくなっている。超スローの13年ほどの展開もまたレアだが、昨年程度のやや中弛みで上がり勝負になるのが標準的なラップだろう。
そうなると、昨年1着ショウナンパンドラも3着ラブリーデイも不在のメンバーで、2着のラストインパクトが注目されるが、それよりも準OPを勝ったばかりのジャングルクルーズ(その後もOPすら勝てていない)が4着するぐらいに、一瞬のキレでなんとかなる、波乱要素があるレースと言っていいのではないか。
そのジャングルクルーズは、条件戦時代から上がり33秒台連発のキレ味自慢…という訳ではなく、勝ち上がりが洋芝札幌の10F戦で上がり35.6だったように、むしろ消耗戦での持続力の方に強みがあったタイプ。こうなってしまうと極めて絞りづらくなるが…まあラストインパクトも中京10Fでレコード勝ちがあるように、中距離で見せていた持続力が敷衍できる、というのは一つのパターンだろう。
長距離一辺倒よりも中距離での適性も欲しいとなると、菊花賞&天皇賞春を制したキタサンブラックを狙い下げたくなるが、しかし同馬はスプリングS1着・皐月賞3着・セントライト記念1着といった3歳春~夏あたりまではむしろ中距離馬と思えていたほどで、潜在的な適性としてはむしろしっかり持っているはず。有馬記念馬ゴールドアクターも、ステイヤーとしての実績を重ねている一方で前走11Fオールカマーでも快勝と、それぞれ資質の幅は担保されている。そして昨年菊花賞2着に今年の天皇賞秋でも2着したリアルスティールまで合わせて、先に言っておくとこの”3強”はちょっと消せないところだろう。【これ以降は、有料会員様のみへの配信となります:11/26(土)夜に配信予定】→有料会員登録はこちら( http://hanwarai.net/recruit_member/)