9/17・18の配信結果・ローズS回顧

2016年9月22日

先週末の配信の結果

9/17(土)中山11R・ラジオ日本賞(OP):×7→○3→◎5(4着▲8)

 【参考オッズ】3連複6.0倍 ※買い目提供なし

9/18(日)中山11R・セントライト記念(3歳G2):▲4→×10→△9(6着○1、7着◎5)

9/18(日)阪神11R・ローズS(3歳G2牝):◎7→消1→○3(11着▲6)

 先週末のメインレースは、ピントが合っているようで少しずつミスがあったという3鞍でした。特にローズSは、馬券的に大魚を釣り損ねたというだけでなく、基本的なスタンスに関しても考えさせられる部分がありましたが…まずは簡単にラジオ日本賞の回顧をしてから、本題のローズS回顧へと移ります。

◆ラジオ日本賞
 雨が残った稍重馬場だったとはいえ、「36.1-36.7-37.8」というのはかなりの前傾急流ラップ。9頭立てでここまで前がゴリゴリやり合う必要があったか…というところだが、スムーズに追走できれば底力の裏付けは十分あるはずの◎(5)ロワジャルダンが速い中盤のせいで末を失って3着とはいえ完敗に終わっており、これを相手と目せば○(3)ケイティブレイブが敢えて緩めずに行ったのも戦略としては妥当と言える範疇だろう。
 この急流を差し切った×(7)メイショウスミトモはデキの良さと展開が完璧にハマったのは否めないが、それでも急坂でここまでラストしっかり伸びたのは収穫だし、差されたケイティブレイブももちろん集中力と底力は高評価。通常はこの後に繋がる加点は難しいレースだが、意外と今後へ向けての妙味の”種”になってもいい。

9/18(日)阪神11R・ローズS(3歳G2牝・芝外1800)回顧

12:36.5-36.9-33.4=1’46″8
 [1着(6)ジェンティルドンナ2-2(33.2)54]
 [2着(7)ヴィルシーナ5-5(33.2/0.2)54]
 [3着(8)ラスヴェンチュラス6-7(33.1/0.3)54]
13:34.6-35.5-37.6=1’47″7重
 [1着(1)デニムアンドルビー18-12(36.0)54]
 [2着(15)シャトーブランシュ15-17(35.7/0.1)54]
 [3着(2)ウリウリ10-9(36.4/0.1)54]
14:35.1-36.7-34.2=1’46″0
 [1着(6)ヌーヴォレコルト4-4(33.6)54]
 [2着(3)タガノエトワール9-9(33.3/0.2)54]
 [3着(16)リラヴァティ1-1(34.6/0.4)54]
15:35.1-35.2-34.9=1’45″2
 [1着(15)タッチングスピーチ16-15(33.9)54]
 [2着(8)ミッキークイーン17-17(33.8/0.2)54]
 [3着(13)トーセンビクトリー13-9(34.6/0.4)54]
16:35.4-36.7-34.6=1’46”7重
 1着◎(7)シンハライト11-10(33.7)54
 2着…(1)クロコスミア1-1(34.6/0.0)54
 3着○(3)カイザーバル4-4(34.4/0.1)54
 4着△(12)デンコウアンジュ8-8(34.4/0.4)54
 5着×(4)アットザシーサイド2-2(35.4/0.9)54
 11着(6)ジュエラー5-6(35.8/1.6)54
 道中のラップは14年に酷似、それでいてやや上がりが止まって低レベル…の訳はない。今年は午前中が雨中の施行となり終日時計掛かる重馬場、馬場差は少なく見積もっても1秒以上はあり、仮に実質「35.0-36.3-34.2」としても、むしろ14年よりやや速く流れたのに上がりが同等のハイレベル戦、と言う方が正しいだろう。
 「14年より速い」とは言っても、13年・15年などに比べると明確に中盤緩い楽なペースで、やはり好位組が有利な展開だったはず。この展開で後方から次元の違う上がりで間に合わせて、人気に応えた◎(7)シンハライトは当然圧倒的に高評価となるが…ただ加点すべき馬は他にもいる。
 他馬の詳しい評価は有料会員様のみへの公開(会員専用ページ→配信履歴内に回顧として表示)とするとして、今回ここでは「人気薄の取り扱い」についての基本的なスタンスを反省しつつ、再確認しておきたい。


 人気と適性評価の組み合わせの基本は、「人気馬は、目に見えない買い要素を希望的観測で肯定しない」「人気薄馬は、目に見えない買い要素を消希望的観測で肯定できる可能性を追ってみる」ということ。しかし今回は、4番人気レッドアヴァンセを春戦線での比較では見劣るとしながらも「馬体をこの夏に戻して立て直して来ているようで、上位との差を詰めて来る可能性が僅かにある」という希望的観測込みで”買い”としてしまった上に、11番人気クロコスミアを札幌2歳S・チューリップ賞とハイレベル戦で評価しながらフローラSを「流石に負けすぎか」として「ここからの休養明けでは圏内までは難しいと見る」と、こちらは立て直しができる可能性を追わず、イージーに消してしまった。
 もちろん人気に流された訳ではなく、レッドアヴァンセのフォトパドックを見て立て直しの可能性が十分見えたからなのだが…ただそれならば、クロコスミアの中間の馬体がフォトパドックに「掲載されていない」のを理由に消したのはやはり整合性がない。もっと言えば、そもそも春の力量比較で明確に一枚落ちなのにレッドアヴァンセが掲載されていること自体が、血統・厩舎などのブランドやメディアの「勝手な期待度」の表れで、結局これを手掛かりに拾ったのは人気に流されたようなものである。もちろんそのアプローチも悪くはないが、繰り返すがクロコスミアを消す理由はなかったはず。2歳G1・阪神JFでは本命まで打った馬で、ここでそこそこ走れば本番では印を打とうと思っていただけに、この馬に超大穴を開けられたのはあまりにショック。会員の皆さまにはご迷惑をお掛けしまして、大変申し訳ありませんでした。
 せめて今後は、これをしっかりと糧にして参る所存です。

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