凱旋門賞の配信結果と回顧

2016年10月5日

凱旋門賞の配信の結果

10/2(日)シャンティイ4R・凱旋門賞(G1):×10→◎4→消8(7着▲1、13着○7)
【推奨買い目】馬連500円×138.0倍=69,000円

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 日本初の、海外競馬の国内馬券発売となった2016年凱旋門賞。海外レースもラップ分析でしっかり解析することを喧伝していただけに、単勝44倍の馬を本命して攻めるのはかなり勇気がいりましたが(そして実際上位4頭の馬連ボックスというチキンな買い目が本線でしたが)、◎から×への押さえの馬連が見事的中。単勝にも配分していただけに勝ち切ってくれれば更に大きかったのですが、それでも十分な払い戻しを得ることができました。
 買い目は的中したものの3着は消していたので申し訳ありませんが、とはいえそれを承知で馬連(+単勝)を指定していたので、何卒ご勘弁を。もちろん今回たまたま的中しただけではありますが、ただ「◎トレヴ→○オルフェーヴル」の印を打って見事1→2着だった2013年も3着はノーマークだったので、力関係を3着まで読み切るのは極めて困難だと割り切っての券種指定がハマったもの。これはこれで一応今までの積み重ねの成果だと考えております。

10/2(日)シャンティイ4R・凱旋門賞(G1・芝2400)回顧

フランス・シャンティイ12F戦 ※ラップは「7F-2F-1F-1F-1F」で表記

9/11フォワ賞(G2):90.8-27.0-11.5-10.9-12.2=2’32”3(シルバーウェーヴ)
9/11ニエル賞(3歳G2):94.2-27.7-12.8-10.8-11.3=2’35”8(マカヒキ)
9/11ヴェルメイユ賞(G1牝):91.2-28.0-11.7-11.2-11.1=2’33”2(レフトハンド)
10/2凱旋門賞(G1):82.6-24.4-12.4-12.3-11.9=2’23”6 ※下記の番号はゲート順
 1着×(12)ファウンド(早めに最内に入れて9番手→外が激しく仕掛けるなかコーナーワークでじわっと進出→直線は内ラチ沿いのオーダーオブセントジョージと外のポストポンドの間を割って伸びる)
 2着◎(11)ハイランドリール(ポンと飛び出して内外行かせて馬群のなか5番手→4角ではポストポンドに蓋をされる形だったが直線はその外に出して際立った伸び)
 3着…(16)オーダーオブセントジョージ(大外枠から一旦更に外ラチ沿いに持ち出してから2番手外目へ→直線は離れた2番手集団で内ラチ沿いまで潜り込み、最後までしぶとく伸びる)
 4着…(3)シルジャンズサガ(13番手内ラチ沿い追走→コーナーワークで直線入り口で8番手まで追い上げ、直線はファウンドが抜け出した後を追うが離され、ラストはハイランドリールの後ろを追い掛けて内のオーダーオブセントジョージと3着争い)
 5着△(7)ポストポンド(外からじわっと押し上げて4番手外へ→早め2番手から前を捕まえにかかるが、ファウンドに一瞬で内から交わされて失速、3着争いからも離される)
 7着▲(8)ニューベイ(12番手外追走→直線はマカヒキより更に外からしぶとく伸びて、ポストポンドとは僅差まで迫る)
 12着×(15)レフトハンド(8番手馬群の真ん中→ポストポンドの外のハイランドリールの更に外から4角では並び掛けるがスブズブ)
 13着○(4)シルバーウェーヴ(ちょっとゴチャついて中団から11番手まで下げる→馬群の中を押し上げていくが、直線入り口では内外から挟まれて前からレフトハンドが下がって来て行き場をなくす)
 14着×(14)マカヒキ(絶好のスタートから少し下げて6番手外へ→中団外から仕掛けのタイミングを伺い、シルバーウェーヴを内に閉じ込める形でレフトハンドを追い掛けるが、外からニューベイに交わされて失速、下がって来たレフトハンドよりも大きく止まる)

 フォワ賞より8.7秒、ヴェルメイユ賞より9.6秒、そしてニエル賞より12.8秒も速い時計での決着となった今年の凱旋門賞。前哨戦が行われた9/11は同日古馬8FG1が1’38”3(ハロン平均が12.28秒)で、本番が行われた10/2は7F・10Fの古馬G1が1’21”8・2’02”0(ハロン平均は11.69秒・12.20秒)だったことを思えば、恐らく両日の馬場差はざっくりと0.3秒/F程度。つまり12Fで4秒程度は馬場差があって良さそうなので、凱旋門賞の実質時計はフォワ賞より5秒弱・ニエル賞より9秒弱速いと言ったところではないか。そしてそれでも十分、今年の凱旋門賞は「超好時計決着」で、前哨戦とは全く質が異なるレースとなった。
 
 ラップを見ると、ロンシャンで2分26~27秒台の決着だった過去2回は「前半7F」が88秒台だったのだから、2分23秒台の今回のそれが82秒台というのは、いかに急流だったかがよく分かる。もちろん「前半下って後半上る」シャンティイと「前半上って後半下る」ロンシャンとでは起伏が真逆で、そのぶん例年より前半速くなるのは必然ではあるのだが、それを差し引いても”歴史的な急流”だったのではないか。そしてその起伏を織り込めば、同舞台での前哨戦3鞍がいかに遅い流れだったかが再確認できる(馬場差を差し引けば7F通過は”本番”水準換算で2秒ほどは速く修正はできるが)というもので、その3鞍の勝ち馬が12・13・14着に終わったのも偶然ではなさそうだ。
 ここまで時計が速く、各馬極限まで能力を出し切っての激しいレースになったのだから、やはりコースロスは負荷を大きくするので内を通った馬の利は大きいはず。更に前傾急流だったので、早めに中団の最内に入れた勝ち馬ファウンドは完璧な挙動だったと言えるだろう。またオーダーオブセントジョージは、スタート直後に左回り(外枠寄りにカーブを切っていく)小さなコーナーが来るのを利用して、大外枠から序盤は揉まれない離れた大外をリラックスして走っておいて、右回りの大きなコーナーまでに早めに番手の内まで潜り込んで、4角では内ラチ沿いを突くという”デットーリ・マジック”に導かれての3着激走。本命を打ったから言う訳ではないが、馬券圏内のなかでは最も走破距離が長かった◎ハイランドリールはやはり力が上だったと解釈して良さそうだ。そう考えると、最後はハイランドリールより内だったが4角では外にいた△ポストポンドが、更に長い走破距離でしかも早めに仕掛けて5着に沈んだのも、額面以上には強い内容で、これまた整合性がある結果。更に外を動いて行った▲ニューベイも負荷は大きく、流石は昨年の3着馬といったところだろう。
 マカヒキは外を回す強気の仕掛けで失速もやむなしだが、同じようなコースの取りのレフトハンドよりもバッタリと止まったし、これより外を追い掛けて来たニューベイにも交わされて大きく遅れたのはやはり物足りない内容。前走からのペース差に戸惑ったのも事実だろうし、そもそも底力の裏付けは一枚落ちだったのだから、今回の時点では素直に実力的にまだまだだったとしておく。

 とはいえ、先週会員様向けに配信した神戸新聞杯の予想でも触れたようにマカヒキは同世代のなかでも抜けて最強という訳ではないので、決してこの結果が日本馬のレベルを悲観する材料にはならないと思う。今後も海外への挑戦含め、この世代が先頭に立って競馬シーンを盛り上げて行ってほしい。

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