3/31(日)阪神11R・大阪杯(G1・芝2000)展望
2024年3月25日
[過去レース分析]
19:36.4-49.1-35.5=2’01″0
[1着(3)アルアイン4-3-4-4(35.2)57]
[2着(6)キセキ2-2-2-2(35.4/0.0)57]
[3着(2)ワグネリアン7-7-8-8(35.1/0.1)57]
20:36.9-47.3-34.2=1’58″4
[1着(5)ラッキーライラック3-3-3-5(33.9)55]
[2着(12)クロノジェネシス3-3-3-3(34.0/0.0)55]
[3着(8)ダノンキングリー1-1-1-1(34.3/0.1)57]
21:35.6-49.2-36.8=2’01″6重
[1着(8)レイパパレ1-1-1-1(36.8)55]
[2着(1)モズベッロ10-10-9-5(36.8/0.7)57]
[3着(7)コントレイル9-9-6-2(37.4/0.9)57]
22:34.6-48.0-35.8=1’58″4
[1着(8)ポタジェ5-5-5-4(35.3)57]
[2着(14)レイパパレ3-3-3-3(35.6/0.1)55]
[3着(9)アリーヴォ12-10-9-6(35.0/0.1)57]
23:35.5-46.6-35.3=1’57″4
[1着(9)ジャックドール1-1-1-1(35.3)58]
[2着(11)スターズオンアース12-12-11-9(34.4/0.0)56]
[3着(13)ダノンザキッド4-4-4-3(35.0/0.0)58]
21年を良馬場換算で実質「34.8-48.2-36.0=1’59″0」程度とすると(実際は直線部分が最も荒れているので平均的に換算できるものではないが)、過去5回の平均ラップは「35.6-47.8-35.4=1’58″8」という平均ペースの様相に。これを基準にすると、19年はテンも中盤もかなり遅いスロー(僅かに雨の影響があったのを考慮しても中盤はかなり緩い)で時計的にも低レベル、逆に23年は中盤がかなり速く厳しい流れでそれでも上がり止まらずハイレベル、ということになる。
スローだと前は楽できるが、後続は脚を余したり馬群ゴチャついたりしてロスがあるので逃げ・先行有利。しかし急流でも後続は速い箇所で追い上げてさらに負荷が掛かる、特に外を回すと負荷が格段に大きくなるので結局逃げ・先行も残れる、という図式。特に23年のようにテンでは無理しすぎず中盤でペースアップする形が叶えば、逃げ馬は走破距離の短さを最大限活かせる(対して後続の負荷が大きくなる)のは言うまでもないだろう。つまり昨年は逃げ切ったジャックドールより、ただ一頭これを追い詰めたスターズオンアースを高く評価することが可能な内容で、当予想に於いてこのレース以降スターズオンアースを「超」が付くほど高評価し続けたのはこの理由によるものであった。
さてこれを踏まえて今年だが、前走逃げた馬は皆無なのでテンが速くなる文脈は薄め。前走終始4~5番手以内で先行して好走した馬は、中山金杯・京都記念をそれぞれ勝ち切ったリカンカブール・プラダリア、中山記念で3着のジオグリフ、そして京都記念で2番手から3着のバビット。バビットがハナ候補筆頭だが、しかし同馬は出走決定順19番目なので、恐らく出走はできないだろう。今回先行してG1好走がある馬だけでもタスティエーラ・ハーパー・スタニングローズ・キラーアビリティと多数いるが、こうなると誰も逃げたくないメンバーとも言えそう。
ラップとしてはテンは緩くなり、しかし中盤はそこそこ流れて上がりまで加速していく持続力勝負になるのではないか。過去の同レースで言えば20年と23年の中間あたり、良馬場で「36.0-47.3-34.7=1’58″0」と言ったところ。結局内回りだと、いずれにしてもある程度先行できる方が有利ということにはなるだろう。ただ「重賞で先行したことがある馬」ならば登録20頭中16~17頭はいるメンバーなので、展開・並びを決め打つのも困難を極めるレースになる。
誰も逃げたくはないが誰もが先行はしたい、ならば思い切って逃げる方が良いと思う陣営が複数出て、テンからハイペースになる可能性もあるが…それを言い出すとキリがないので、シンプルに幾つかの指標で展開とパフォーマンスを規定して行きたい。
*************************************
予想の続きは「半笑いの予想」でお届けします。
大阪杯~宝塚記念までの予想をすべてお届けする「2024春のG1予想パック」はこちらから!↓