第15期雀王戦Dリーグ関西後期・第2節

2016年9月18日

 第15期雀王戦Dリーグ(関西後期)第2節の自戦記です。

 第1節が92ポイントのプラスだったので、とりあえずここからは毎回節ごとのプラスを目指していって、最終的にトータルで現状と同程度のプラスをキープできれば、なんとか昇級ライン(12名中上位3名)には乗るのでは?というゆるふわな目標で挑みました。

対戦相手:比嘉プロ(C3)、山浩プロ(C3)、橋場プロ(D)

1回戦目

 開局早々、3巡目に五索を切りながら白ホンイツドラ1の三索六索シャボ待ちという「クセがスゴい」奇策がハマって8,000点を先行。

 しかし山浩プロのメンタンピンツモドラの王道マンツモで逆転され、一度は自身のラス親で白と北のシャボリーチという再度の奇策で再逆転を果たすも、最後はリーヅモドラドラ引かれて万事休す。

 再逆転して3,200点差つけたところで2着目山浩プロにリーチされて自分は2向聴、絶体絶命だけどリーチ棒出してくれたお陰で1人聴牌or3人聴牌でも捲られない点差になったぞと思ったところでダンラスからリーチが入って、そっちがアガってくれるのを祈ってベタオリしたのが結果的にはいかんかったか。ただ満貫打つと3着まで落ちる状況だったし、流石にラス目のリーチもある程度打点はあるだろうからこうするしかなかったよな、と確認しつつ、切り替えて次の半荘へ。

2回戦目

 起家の親を横移動で流された東2局、同期で一番爆発力ある橋場プロの親を流そうとタンヤオドラ1の軽い仕掛けを入れたのが地獄の1丁目。
 伍萬ポンして少し切られやすい四萬狙いで四萬四索のシャボに構えて、でも2人が序盤に七索切ってるから四索はもうないかなー、と思ってたところで絶好の三索引いたので、今通ったばかりの二索五索待ちにチェンジ。しかし次巡すぐに四索ツモでアガリ逃し、その直後に橋場プロがツモアガってそこから猛連荘…というオカルト的には完全にヤバいやつ。
 案の定、その後はジリ貧の展開。

三萬三萬四萬四萬六萬八萬三筒四筒六筒七筒八筒六索七索

と目一杯に構えてるところに、比嘉プロから端牌だけ切ったほぼノーヒントの4巡目リーチ。一発目に一筒引いて、捨て牌に九萬あるから遠い筋で三萬対子落とし?と一瞬考えるも、んな訳あるか!とツモ切り、それが一発で刺さって8,000放銃という悲しい結果に。その後も回復できず、リーグ戦初のラス。

3回戦目

 南1局の親で

二萬四萬伍萬七萬七萬二筒四筒五筒五筒六筒七筒三索四索

の234・345の三色両睨みの手牌で、二索引いて悩む。普通はもう三色捨ててタンピン確定の二筒二萬だけど、六筒を自分で1枚使って薄いぶんこっちをカン三筒に固定する「クセがスゴい」打ち筋を発動して打五筒。結局ここで萬子を不安定な形で残したせいで、後々伍萬で2,600を放銃することに。

この放銃がたまたま安かったのでなんとか3着に踏ん張ったけど、これはちょっと酷かったですね。

4回戦目

 南2局、早いリーチに突っ張り切って500/1000ツモ、ようやくここに来て腹すわってきた(遅いわ)感じで、山浩プロを100点捲って暫定トップに。 しかし南3局、索子五索六索七索をチーで晒してるタンヤオ仕掛けの山浩プロが中盤で五索手出しして来たのを見て、クイタンならば二索三索五索からでも二索を切るハズだから索子残ってるなら三索六索がかなり濃いぞ、とマークしながら、まあ単なるスライドもあるしな、と自分は1向聴なのに淡白に六索で刺さってしまう。重い重い2,000点直撃を献上、どうせツモられるにしても、ここはもっと粘るべきでしたね。

 オーラス、トップ目と3,900点差。

一索四索五索五索六索八索八索 北北北 白白白

から、一刻も早く聴牌りたいのと、三索が場に2枚飛びでかつドラの七索が固め持たれていると読んだので、これは意外と横にはくっつかないと見て決意の五索ポン。

四索六索八索八索 五索五索五索 北北北 白白白

 更に、残り1枚よりは最大3枚ある方がいいよね!とプロのリーグ戦では極めて珍しい裸単騎になる八索ポン。まあこれで、待ちは索子じゃなくても逆転の条件は満たすし(←重要)。

 その後適当な待ち牌を引けずにしばらく四索待ち続行。終盤に二索引いて、正直四索との優劣は分からなかったけど、なんとなく五索八索ポンしてるから筋の二索待ちに変えたら、直後に四索引いて脱力…

 最後はツキがなかった、というよりも、今日一日の”ヌルさ”の罰を食らったような幕切れでした。

第2節終了

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 という訳で、第2節は2・4・3・2着で▲60.9ポイント。「トップが偉い」協会ルールでは、僅差の2着2回では当然マイナスを埋め切れず、貯金の3分の2を吐き出して大きく後退。冒頭の甘い目標はあっさり瓦解してしまいましたが…連日開催なので、2日間トータルでトントンぐらいに収束するだろ、と無理矢理楽観して臨むことにしました。

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