「レース分析の基本」~フェブラリーS予想一部先出し

2020年2月21日

どうも。先週末は3重賞全て配信した買い目で的中と、珍しく絶好調の半笑いです。
クイーンC
1着▲(1)ミヤマザクラ、2着◎(9)マジックキャッスル:推奨買い目・馬連3,600円×9.6倍=32,760円
京都記念
1着▲(7)クロノジェネシス、2着○(1)カレンブーケドール、3着◎(5)ステイフーリッシュ:推奨買い目・三連複4,000円×4.0倍=16,000円
共同通信杯
1着◎(6)ダーリントンホール、2着○(2)ビターエンダー:推奨買い目・馬連2,000円×25.8倍=51,600円

さていよいよ今週末は、今年最初のJRA・G1フェブラリーSが行われます。
これに先立ちまして、「競馬予想での過去レース分析の基本」を説明しつつ、配信予定のフェブラリーS予想本文の一部を以下に先出しさせて頂きます。是非お読みください。

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[過去レース分析の基本]
競馬予想に於いて、過去レースを分析する基本的な手法は大まかに以下の通りである。

(1)同舞台のパフォーマンスを比較
 →展開や馬場特性から力関係を推測、今回序列が入れ替わる可能性を探る
(2-A)別舞台のパフォーマンスを比較
 →そのまま敷衍できる力関係を見抜く
(2-B)別舞台のパフォーマンスを比較
 →特徴的なパーツや挙動から加点要素を探し、場合によっては序列を全く無視することで妙味を追う

今週末のフェブラリーS予想にあたり、まずは過去の同レースを見て(1)を行っていこう。

フェブラリーS(G1・東京8F)
15:34.3-25.7-36.3=1’36″3
 [1着(4)コパノリッキー2-2(36.2)57]
 [2着(14)インカンテーション4-3(36.2/0.1)57]
 [3着(10)ベストウォーリア8-8(36.1/0.2)57]
16:34.1-24.3-35.6=1’34″0重
 [1着(14)モーニン4-4(35.2)57]
 2着(7)ノンコノユメ13-12(34.7/0.2)57
 [3着(4)アスカノロマン10-9(34.9/0.2)57]
17:34.0-25.0-36.1=1’35″1
 [1着(3)ゴールドドリーム9-8(35.6)57]
 [2着(9)ベストウォーリア8-6(35.7/0.0)57]
 [3着(10)カフジテイク14-16(34.9/0.1)57]
 6着(15)ケイティブレイブ4-4(36.3/0.5)57
 7着(11)ノンコノユメ11-10(36.0/0.6)57
 11着(14)キングズガード9-10(36.3/0.9)57
18:34.1-24.2-37.7=1’36″0
 1着(12)ノンコノユメ14-13(36.1)57
 [2着(14)ゴールドドリーム10-8(36.4/0.0)57]
 [3着(6)インカンテーション7-6(36.7/0.1)57]
 4着(16)サンライズノヴァ9-8(37.0/0.6)57
 6着(9)キングズガード15-13(36.8/0.7)57
 11着(2)ケイティブレイブ2-2(39.4/1.7)57
19:35.8-24.4-35.4=1’35”6
 1着(6)インティ1-1(35.4)57
 [2着(3)ゴールドドリーム6-6(34.8/0.0)57]
 [3着(2)ユラノト6-6(35.5/0.7)57]
 7着(7)サンライズノヴァ10-10(35.7/1.3)57
 9着(9)ワンダーリーデル3-3(36.6/1.6)57
 13着(13)ノンコノユメ6-8(36.9/2.3)57
 「18年:テンより上がりが3.6秒も掛かる超ハイペース前傾ラップ」「19年:テンより上がりが0.4秒速い超スロー加速ラップ」と、過去2回のフェブラリーSは完全に正反対の流れだったのが分かる。なお昨年は数字の並びだけを見るとミドルペースにも見えるが、15~18年は全てテンより上がりが1.5秒以上掛かっておりその差の平均は「+2.3秒」なので、これが逆になって「▲0.4秒」というのは「このレースとしては異例のスローペース」という解釈をしている。
 これを踏まえて見ると、「超ハイペースを追い込みで制したノンコノユメ」と「超スローペースを逃げ切りで制したインティ」は共に大きな展開利があったと言えるので、「過去の同レース覇者」としては信頼度は落ちる、ということになる。それぞれ今回も同様の展開になれば有力なのだが、人気の上ではどうしても損をするので、その後の資質と状態の推移を踏まえて慎重に扱いを判断することになる。ならば緩急両方で4・7着とそこそこ健闘したサンライズノヴァを評価する手もありそうだが、18年は前にいた3着インカンテーションに0.5差・19年は後ろにいた5着コパノキッキングに0.3差と、共に更に展開不利だったと思える馬に劣っており、これらは今回不在とはいえ強調するには少し物足りなさそうだ。
 上記の通り(1)のなかで最も重要な過去の同レース出走馬がこれだけで信頼できるとは言えないので、まずは同舞台の他のレースから価値あるパフォーマンスを探し、更に(2-A)(2-B)で妙味がある馬を探していくことになる。(2-A)は別舞台での序列なので直接人気に反映されないこともあるし、(2-B)は序列を逆転できる可能性を追いやすいので更に穴馬が探しやすいアプローチ。これに際しては、各コース及びレースの特性を理解する必要があり、ラップタイムを検証することで精度が上がって行く。

 このうち(2-A)に関して一つだけ該当しやすいコースを挙げておくと、「中京7F」が当てはまる。プロキオンSを制したアドマイヤロイヤル(13年)やベストウォーリア(14・15年)といった馬は東京8Fでも度々好走しており、そのリンク度合いは既に知られている。「距離適性」という言葉に固執すれば見逃しがちな条件だけに、所謂「金になる」相関である。

プロキオンS(G3・中京7F)
15:34.6-12.0-35.9=1’22″5
 [1着(2)ベストウォーリア4-4(35.6)59]
 [2着(6)コーリンベリー1-1(36.2/0.3)55]
 [3着(1)キョウワダッフィー7-7(35.7/0.4)56]
16:34.1-11.3-36.7=1’22″1稍
 [1着(14)ノボバカラ2-2(36.6)57]
 [2着(10)ニシケンモノノフ7-7(36.4/0.1)56]
 3着(9)キングズガード12-11(35.4/0.1)56
17:34.2-11.8-36.9=1’22″9
 1着(12)キングズガード13-12(35.6)56
 [2着(8)カフジテイク12-9(36.0/0.3)57]
 [3着(14)ブライトライン10-7(36.4/0.5)56]
18:33.5-11.2-35.6=1’20″3不
 [1着(13)マテラスカイ1-1(35.6)56]
 [2着(6)インカンテーション10-11(35.4/0.7)57]
 [3着(3)ウインムート2-2(36.2/0.8)56]
 6着(2)ドリームキラリ3-4(36.1/0.9)56
 7着(7)キングズガード12-12(35.2/0.9)57
19:33.3-11.0-36.9=1’21″2稍
 1着(10)アルクトス4-4(36.5)56
 2着(12)ミッキーワイルド7-6(36.2/0.1)56
 3着(4)ヴェンジェンス3-3(37.1/0.4)56
 4着(5)サンライズノヴァ13-12(35.4/0.5)57
 7着(14)キングズガード11-11(35.9/0.7)56
 しかし近年は雨馬場が増えて究極の時計勝負になることが多く、こうなると距離延長へ向けての持続力というよりも、ややスピード寄りの決着が増えてしまう。1’20”3という究極の時計勝負となった18年に完全にスプリンターのマテラスカイが圧勝したように、結局東京マイルへのリンクはやや薄めとなっている。
 時計勝負ゆえに斤量響く決着のなか、57キロで2着したインカンテーションがフェブラリーSで2度馬券に絡んでいることを踏まえると、19年57キロで最速上がり4着のサンライズノヴァは一定のパフォーマンスが計算できそうだ。前述のフェブラリーSでは「少し物足りない」評価だった馬がそれなりの安定感を見せたことでどこまで加点できるかだが、一応今年も3~7着程度の想定で信頼はしないまでも印は必要だろう。そしてこれより上位の馬が4頭ここでも出走しているので、これらが距離延長でも相応に上がりを伸ばせる裏付けがあるかどうか他レース含めて分析すれば、ここから買い要素は抽出できる可能性がある(その詳細は今週末、会員様・予想購読者様へ配信致します)。

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上記の内容を含む、「フェブラリーS予想・完全版」は、以下のサイトで土曜夜にご覧頂けます。

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